塔の上のとりかご

エホバの証人の2世として育ち、離れました

『半分、青い』を見ていて思う

今期朝ドラ『半分、青い』、「おいおい!全くお前ってやつは!」とかツッコミ入れつつも、かなり楽しんで見てます。

 

欠点だらけの主人公に賛否両論ですが、個人的に大事なのは「お前ってそういう奴だよ……」と思えること。自分を持って生きていること。
大変、生き生きとした力のある作品だと思います。

 

わたしは幼少時からずっと、不寛容なエホバの証人の中で、欲を封じて生きていました。

そして教理と相容れない他人を否定しなければならないのが、とてもとても苦しかった。

 

わたしは今、他人に寛容になれることが、切実に嬉しいのです。
様々な個性、細かい間違いを許容して、愛情を持ってもいいという自由!

 

だからこの、主人公の欲の風通しの良さが清々しく心地よいし、間違えても愛される姿にほっとします。
そんな風に生きてもいい。いつも正しくなくていい。

 

個性豊かな人々が、自分を否定しないで生きる世界は美しいなあ、と思います。